アメリカのプレイングカード(トランプ)製造の近代化に大きく貢献した L.I.コーエン(ルイス・コーエン)氏のカードメーカーが、およそ150年前の1864年に製造したトランプの復刻版。木版画の雰囲気が漂うカードで、当時のトランプに忠実に作られており、切りっ放しの4隅、双頭でないデザインなど現在の一般的トランプに移行する過渡期のカードとなっている。
スペードのエースは、L.I.コーエンが1832年より使用しているマークで、アメリカ13州を表す星の下にアメリカの象徴である鷲が描かれ下部には“L. I. COHEN”の字があしらわれている凝った意匠のカード。また、ゲームでの使い勝手を考えたシンプルなタイプのカードの二種類が入っている。。外箱には、1862年から1871年に実際に使われていたトランプ税の納税を示す1セントスタンプが示されている。
L.I.コーエンの設立したカードメーカーは、彼が亡くなる1860年までは「L.I.コーエン」として。1864年には社名を「ローレンス、コーエン・アンド・カンパニー」に変更し、1871年にはフィラデルフィアの「サミュエル・ハート」と、ニューヨークの「ジョン・J・レヴィ」と統合し「ニューヨーク・コンソリデイテッド・カード社」として活動。1894年には,,1867年設立の「ユナイテッド・ステーツ・プリンティング社(旧ラッセル・モーガン社)」と合併し「U.S.プレイング・カード社」となり現在に至っている。
カードサイズ:ポーカー
※外箱に少し傷みがあります。
[アメリカ: U.S. GAMES SYSTEMS]