19世紀当時、非常に人気があったエジプシャン・タロット(エッティラ版から影響を受けたタロット)のひとつ。
解説に1876年にワッティローにより作られた「女王のタロット」と名づけられたカードの復刻版と説明されているが、1972年のデトレフ・ホフマンとエリカ・クロッペンシュテットが執筆した書籍によるエッテイラ(エテイヤ)版の変遷をGrand Etteilla I、II、III、の3タイプに分けた中の、Grand Etteilla I の変種と考えられており、1843年に「Bibliotheque du destin o Encyclopedie des sciences occultes(運命の図書館、オカルト科学百科事典)」の「L' art de tirer les cartes, révélations complètes sur les destinées au moyen des cartes et des tarots, d' après les méthodes les plus certaines.(最も確かな方法によると、カードを引く術、地図とタロットによる運命の完全な啓示。)」の章で初めて登場したカードで、カードの図像をエジプトの伝統に近づけることにより、エッテイラの考えを再現しょうと試みたカードとなっている。
オリジナルの一部は、パリ国立図書館に保存されている。
フランス語の80ページ解説書付き。
78枚 サイズ [120-77]
[フランス・EDITIONS DUSSERRE製]