このカードは、19世紀後半のオカルティスト、Dr.パピュス(1865年~1916年)によって1909年に書かれた「タロット占術」の中で提出された78枚のタロットのイラストを基にして、フランスのオリヴァー・ステファンにより1981年に製作されたものです。
パピュスの前著「ボヘミアンのタロット」(1889年)では、イラストはオスワルト・ヴィルトのタロットを使用していましたが、1909年出版の「タロット占術」ではエリファス・レヴィによるタロットの解釈とエッティラによるタロットの解釈に影響をうけて、ジャン・ガブリエル・グーリナ(1883年~1972年)が新しくデザインしたものをイラストとして使用しました。
カードにはカバラと対応させたヘブライ文字が割り振られ、絵柄は古代エジプト風のものに変えられていますが、カードの並びはエッティラ版とは違い通常のタロットと同じ並びとなっています。
現在、海外では幻のタロットとして、世界のタロットコレクターの渇望のカードの一つとなっています。
小アルカナは数とサインの札。
英語22ページの解説書付き
78枚 サイズ〔112×61〕
※外箱に経年劣化、痛みがあります。
[アメリカ ・ U.S.GAMES社製]