パリの元祖カード占い師エッティラ(エテイヤ:本名ジャン・バプティスタ・アリエット1738年~1791年)が、フリーメイソンで学者、牧師であるクール・ド・ジェプランの唱えたタロット・エジプト起源説に触発されて、1789年に出版した史上初の占い専用のタロットの有名なグリモウ版。
1972年のデトレフ・ホフマンとエリカ・クロッペンシュテットが執筆書によりエッテイラ(エテイヤ)版の変遷をGrand Etteilla I、II、III、の3タイプに分けた中の、Grand Etteilla Ⅰを基に、フランス語と英語を併記した紙質の良い使いやすいカードとなっている。
エッティラは、1783年から1785年の間に「タロットと呼ばれるカードのパックで楽しむ方法」を出版し、現在まで続くタロット占いやカード占いの基礎を築き、また、タロットカードを初めて占星術と結びつけるなどの功績を残した。カードの順番は、エテイヤの主張した古代エジプトの賢者ヘルメス・トリスメギストスの教えに基づき、一般のタロットに比べて非常に異なっておりタイトルも独特のものとなっている。
上級者向け。
英文と仏文の各32ページ解説付き。
78枚 サイズ〔123×65〕
[フランス・グリモウ社製]