「高等魔術の教理と祭儀」のエリファス・レヴィの弟子ポール・クリスチャンが、1863年、著書「チュイルリーの赤い人」で主張したエジプト風タロットを、ヴィクトルユゴーの亡命やアレクサンドル・デュマの文学的成功を予言した有名なカード占い師エドモン・ピロード(1829年~1881年)が再現した手書きのタロットの復刻版。1950年代のパリの著名な占い師、ベリーヌ(Belline)が発見したタロットの豪華版。マルセイユ版をベースに「クロコダイル」と呼ばれた0番の「愚者」は、足元の犬がワニに変えられ、20番の「審判」と21番の「世界」の間にあてはめられている。他の大アルカナ22枚も独自の名称が与えられている。ちなみにタロットを示す「アルカナ」という言葉は、「チュイルリーの赤い人」の中で初めて使用された。(注:「チュイルリー」はナポレオンの宮殿の名前で、「赤い人」はそこに現れてナポレオンに助言したと言われる霊のこと。)大型サイズ。
小アルカナは数札。
ゴールド色の豪華ボックス入り。
フランス語72ページの解説書付き。
英文折りたたみ式の28ページ解説紙付き。
78枚 サイズ [159-75]
*ボックスなどに経年劣化があります。
[フランス・グリモウ社製]