有名な鏡リュウジ氏がタロットカードが占いのために使われるようになった歴史や背景をレクチャーし、絵の図像の文化的背景から、「鏡リュウジ流」解釈までを丁寧に解説。また具体的な占い方までを紹介したコンパクトながら中身の濃い書籍。
■おもな内容
序章 タロットの魅力
タロットとは何か/タロットカードの基本構成/トランプとの共通点/ノーベル賞詩人とタロット、他
第一章 誕生の謎
イタリア・ルネサンス/カードゲームの歴史/未完の詩「凱旋」とタロットの絵柄/マルセイユ版の誕生、他
第二章 神秘化したタロット
エジプト起源説/カバラとタロット/黄金の夜明け団/世界最大のヒット作「ウエイト=スミス版」の登場/20世紀最大の黒魔術師、他
第三章 タロットの20世紀
ユング心理学による深化/神話学のスター/心の成長プロセス/日本におけるタロット史/オカルトブームから「カワイイ」カルチャーへ、他
第四章 心の世界と、タロットの図像学
図像を「解読」する二つの方法/大アルカナを読み解く/小アルカナの意味と解釈のコツ、他
第五章 実践・タロット占い
占いの手順/カードの読み方/もうひとつのタロットの使い方、他
●ページ数:328ページ
●サイズ:17.6x 10.7x 1.6(cm)
[ 日本 :講談社 ]