マルセイユ版タロット研究で著名な松村 潔氏が40年以上にわたる長年の思考実験を経て生み出した、松村流マルセイユタロットカードの集大成完全解説書。
アレハンドロ・ホドロフスキーの『タロットの宇宙』と著者の試論と哲学を比較しつつ、タロットカード1枚1枚を丁寧に掘り下げて考察しています。また、巻頭口絵として、著者オリジナルの新タロットカード(大アルカナ22枚)を掲載。これはカモワン版タロットを著者流に解釈して描いたもので、このカードイラストを眺めつつ本書を読めば理解促進となることでしょう。第1章では大アルカナ22枚、第2章では小アルカナ56枚の各カードに描かれた象意や思想背景を、エニアグラム、チャクラ、神秘思想主義、禅の十牛図、グルジェフ、生命の樹、七進法・九進法・十進法、西洋占星術のサビアンシンボルといった多様な視点から紐解いていき、各1枚の解説が本1冊に相当するボリュームです。また、補遺として本書執筆の契機となった、ホドロフスキーおよび『タロットの宇宙』についても論評を加えています。著者のメッセージ性豊かな内容は、マルセイユ版タロットカードをさらに深く学び、人生の指針とするのに最適な1冊です。775ページにわたる大著。
■主な内容
巻頭口絵
松村潔オリジナルタロットカードイラスト
はじめに
第1章 大アルカナ
第2章 小アルカナ
第3章 タロット占いについての再考
補遺 ホドロフスキーについて思うこと
●ページ数:755ページ
●サイズ:21.6x 16x 4.2(cm)
[ 日本 :説話社 ]
*松村 潔氏が2008年に製作した、大変独創的なタロットカードはこちら。