現存しているタロットの中で、ほぼフルセットに近い形で残っている最古のカードの復刻版。
15世紀半ばのイタリアのヴィスコンティ家&スフォルツァ家のカード。オリジナルはイタリアのミラノにおいて1450年から60年頃製作されたもので、78枚中、74枚が現存しており残り4枚(悪魔、塔、剣の3、コインの騎士)は1975年イタリアのGrafica GutenbergとU.S.GAMESの協力によって製作された。サイズは現在の主な他のタロットより大きく、金箔をふんだんに使った豪華な手書きによる細密画が特徴だった。フルサイズで裏模様はオリジナルと同じ無地。見本画像は、現在絶版になっているイタリア印刷のカード。ヴィスコンティ家のカードは、他に67枚が現存している「ケーリー・イェール・パック」と48枚が現存している「ブランビラ・パック」がある。
当時ヴィスコンティ家はイタリアのルネッサンスを支える名家で、映画「ベニスに死す」や「家族の肖像」などの映画監督、故ルキノ・ヴィスコンティはその末裔にあたるそうです。
78枚 サイズ〔176×90〕
英文39ページ解説付き。
カードはベルギー印刷
外箱は中国印刷
※外箱に傷みがあります。
[アメリカ(ベルギー印刷)・ U.S.GAMES社]
*このタロットは、新版が出版されています。