15世紀半ばのイタリアのヴィスコンティ家&スフォルツァ家のカード。現存している67枚のカードがイェール大学のベイネッキー図書館に所蔵されているためこの名がついた。有名な、ほぼフルセットが現存する最古の「ヴィスコンチ・スフォルッア・タロット(ピアポント・M‐B・パック)」より少し前に作られたと考えられており、現存しているタロットの中で、当時と同じ枚数で復刻市販されている最も古いカード。「ヴィスコンチ・スフォルッア・タロット(ピアポント・M‐B・パック)」と同じく ボニファッキオ・ベンボ、又はベンボの師匠ザヴァッターリ兄弟の一人フランチェスコ・ザヴァッターリが描いた。オリジナルはイタリアのミラノにおいて1441年から1450年頃製作されたもので、その現存する67枚のカードの構成内容から小アルカナの各スートのコートカードが女騎士、侍女を含む合計6枚と考えられ、全部で86枚と推測されている。また、大アルカナにはヨーロッパの「神学的三美徳」である「信仰」「希望」「慈愛」のカードがあり、其々「法王」「星」「女教皇」に対応すると考えられている。不足していると考えられている19枚のカード(大アルカナは11枚、小アルカナは8枚)は、1983年 Luigi Scapini (ルイジ・スカピーニ) が当時のディテールに沿ってほぼ違和感なく描いている。サイズは現在の主な他のタロットよりかなり大きく、金箔を使った手書きによる細密画が特徴。フルサイズ(オリジナルサイズは、189×90mm)。
英文カラー68ページ解説付き。
86枚 サイズ〔197×98〕
豪華ハードボックス入り。
[アメリカ ・ U.S.GAMES社製]