19世紀当時、非常に人気があったエジプシャン・タロット(エッティラ版から影響を受けたタロット)のひとつ。
1972年のデトレフ・ホフマンとエリカ・クロッペンシュテットが執筆した書物によるエッテイラ(エテイヤ)版の変遷をGrand Etteilla I、II、III、の3タイプに分けた中の、Grand Etteilla Ⅲ と考えられており、1870年頃、パリで「Grand Jeu de Oracle des Dames(ご婦人の偉大な神託)」という名称で出版され、G.Régameyによってデザインされ、M.-F. Delarueによって公開されたものの復刻版。。ネオゴシック様式で、12番の「Prudence」は、蛇が巻かれた鏡を左手に持ち、右手に本を持つ女性になり、一方、10番の「節制」は馬の柄を持つ女性になっている。また、4番「星」は図像は天空の図案を示し、5番「世界」は、中心の女神が棍棒をもつ男に変更され、また四隅のシンボルは天使が消え、ライオン、馬、象、雄牛、に変更されている。
エジプトの古代文書「トートの書」を再現したといわれる。
紙質が良く、占いに使用しやすい。
上級者向け。
小アルカナは数札英語、イタリア語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、各約13ページ、合計63ページ解説付き。
78枚 サイズ〔120×65〕
[イタリア・ LO SCARABEO社製]