ドイツで1920年代に制作された歴史的にも重要なタロットデッキの一つ。奇しくも、タロットの歴史に大きな影響を与えた、パピュス(本名ジェラルド・アンコース 1865-1916)と同じ年に生まれたA..Frank‐Glahn(アラン・フランク‐Glahn:本名フリードリッヒ・ハインリヒGlahn 1865-1941)が制作した。エジプト系の中でも独自の絵柄をもつこのカードは、ジャン・ガブリエル・グリーナー(1883-1972)が描いたパピュスの「エジプシャン・タロット」と同じようにカードの絵の周りの余白に、ヘブライ語、ルーン文字、カードのキーワード、占星術の記号などあらゆるサインが描かれ、また、22番目のカードに0番の愚者を配置し23番から78番まで通しの番号が付けられており、ドイツのカバリストで、現代ドイツ占星術の先駆者でもある、A..Frank‐Glahnの思想が詰まったカードとなっている。小アルカナは数札。
解説は無し。
78枚 サイズ〔75×55〕
*このカードは外箱に少し痛みがあります。
[ドイツ・ Hermann Bauer KG]