マルセイユ系タロットの中でも歴史的に重要な、1709年にフランス・ブルゴーニュ地方の中心都市ディジョンで作られた「ピエール・マドニエ版」の復刻版。「ピエール・マドニエ版」として唯一完全な状態で、チューリッヒのスイス国立博物館に保存されているカードをもとに正確に復刻制作した。1956年フランスの南部の都市モンペリエ生まれで、マルセイユ在住の海事検査官でタロット研究家の イヴ・レイノー が、プロのグラフィックデザイナーで「マルセイユタロット・ミレニアムエディション」を制作した神聖幾何学にも詳しいタロット研究者、ウィルフリード・Houdouin の協力を得て、オリジナルのサイズや厚み、色合いや裏模様、また当時の包装紙まで忠実に再現し、復刻版として限りなく最高の品質を実現したカードとなっている。現在のカード史研究家の間では、マルセイユ系タロットは大きく「タイプ I」「タイプ II」と称される2つのグループに分類されており、両者にはデザイン上多くの相違点があるが、共に1700年代初めのフランス東部で作られており、「タイプ I」の代表がリヨンのジャン・ドダル版、「タイプ II」がこのピエール・マドニエ版となっている。イヴ・レイノーが立ち上げた「古典タロット連続復刻プロジェクト」第一弾。
78枚 サイズ [122-65]
フランス語と英語、各1枚づつの解説カード付き。
コレクション向け。
限定3000部でシリアルナンバー付き。
見本画像は、No.487。
[フランス・ Yves Reynaud]