18世紀にフィレンツェで作られた97枚の特殊なタロット。とても秘境的雰囲気のするカードだが、現在ではゲーム用に制作されたと考えられており、この97枚タイプのタロットは15世紀末頃フィレンツェに出現したと考えられている。大アルカナは通常の22枚の中で女教皇が無く、女帝の変わりにグランド・デューク1枚が加わった21枚に、占星術の十二星座と「火」「空気」「水」「大地」の四つのエレメント、「信仰」「希望」「慈愛」の神学的三美徳と、主要徳目の一つである「熟考」の20枚が加わった計41枚となっており、これに小アルカナ56枚を加えた計97枚の構成になっている。タロットの歴史上でも興味深いカード。2011年に復刻された版で、1996年復刻版よりやや小型となっている。
小アルカナ数札。
97枚 サイズ[102×57]
英語、イタリア語、スペイン語、フランス語、ドイツ語各23ページ程に全カードの図案を表示した10ページの、合計126ページのフルカラーの解説書付き。 磁石開閉蓋のついた豪華ハードケース入り。
[イタリア・LO SCARABEO製]