1775年頃にボローニャのPellegrino Torri(ペレグリーノ トゥリ)の工房「AL CIGNO」で作られた97枚の特殊なタロット。この97枚タイプのタロットの「ミンキアーテ」は15世紀後期にフィレンツェに出現したと考えられている。「ミンキアーテ」の呼び名の他に、加わった19枚のカードの中でゲームの切り札で最高位の35番の双子座(ジェミニ)にちなんで?「ジェルミニ」とも呼ばれていた。大アルカナの22枚は、17世紀初頭に、2番の「女教皇」を「大公(グランド・デューク)」に、3番「女帝」を「西の皇帝」に、4番を「東の皇帝」に変更し、5番「法王」を廃止した計21枚に変更されたと考えられている。大アルカナの枚数は、占星術の十二星座と「火」「空気」「水」「大地」の四つのエレメント、「信仰」「希望」「慈愛」の神学的三美徳と、主要徳目の一つである「熟考」の20枚が加わった計41枚となっており、これに小アルカナ56枚を加えた計97枚の構成になっている。2023年に3999部限定で復刻された版で、見本画像はNo.2112
小アルカナ数札。
97枚 サイズ[102×57]
英語、イタリア語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語、各5ページ程、合計32ページの解説付き。
[イタリア・LO SCARABEO製]