1840年~1860年頃にフィレンツェで作られていた97枚の特殊なタロット。。この97枚タイプのタロットは15世紀末から16世紀初頭にフィレンツェに出現したと考えられている。「ミンキアーテ」の呼び名の他に、加わった19枚のカードの中でゲームの切り札で最高位の35番の双子座(ジェミニ)にちなんで「ジェルミニ」とも呼ばれていた。大アルカナは通常の22枚の中で女教皇が無い21枚で、また女帝の変わりにグランド・デューク1枚が加わった21枚に、占星術の十二星座と「火」「空気」「水」「大地」の四つのエレメント、「信仰」「希望」「慈愛」の神学的三美徳と、主要徳目の一つである「熟考」の20枚が加わった計41枚となっており、これに小アルカナ56枚を加えた計97枚の構成になっている。タロットの歴史上でも興味深いカード。2024年に3999部限定で復刻された版で、見本画像はNo.3521
小アルカナ数札。
97枚 サイズ[95×57]
英語、イタリア語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語、各5ページ程、合計32ページの解説付き。
[イタリア・LO SCARABEO製]