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トランプ(プレイング・カード)について

トランプについて

トランプ(プレイング・カード)について
クローバー タロットの歴史年表でも触れましたが、1377年最も古いプレイング・カードの記述があり、このカードは,イスタンブールのトプカピ・サライ博物館に所蔵されている『マムルーク・カード』が起源と考えられています。(マムルーク・カードの起源は7~8世紀頃の中国説が最も有力です。) 『マムルーク・カード』は15世紀頃のトルコのものと思われますが、その起源は13世紀頃までさかのぼることができると推測されています。
当時はまだ、ジョーカーは存在せず、ジョーカーは19世紀に入ってから登場します。タロット・カードの愚者が影響したのかもしれません。
日本に伝わったのは室町時代末期です。鉄砲などと共にポルトガルから伝えられたと考えられています。

【トランプのスート(マーク)について】
「マムルーク・カード」におけるスート(マーク)はカップ、ポロのステッキ、コイン、剣、の4種類で、それが元になりヨーロッパのトランプの4つのスート(マーク)の原型が1320年ごろ発明されたと言われています。各スートは、「聖杯」「棍棒」「貨幣」「剣」でカード発明当時の中世社会の四つの階級を表していたとも言われています。(これはタロットと起源は同じであることを示しています。)
それぞれ、聖杯は僧侶・聖職者、棍棒は農民または労働階級、貨幣は商人、剣は貴族・軍人、が当てはまると言われています。(イタリアでは、聖杯は信仰、棍棒は不屈の精神、貨幣は慈悲、剣は正義、を意味すると言われていたようです。)後に、聖杯はハートに、棍棒はクラブに、貨幣はダイヤに、剣はスペードに変化します。
この初期のスートである、聖杯、棍棒、貨幣、剣、はトランプがイタリアよりヨーロッパに広がると共に次の様に変化しました。


イタリアスペイン・ポルトガル・・・(タロットと同じく)聖杯・棍棒・貨幣・剣
ドイツ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・心臓・どんぐり・鈴・木の葉
スイス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ばら・どんぐり・鈴・楯
フランス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・心臓(ハート)・三つ葉・敷石・槍
                     (形は、ハート・クラブ・ダイヤ・スペード)
アメリカ・イギリス・・・・・・・・・・・・・・・・ハート・クラブ・ダイヤ・スペード


イタリアから伝わったと思われるトランプはそのマークについては、スペイン、ポルトガルではほとんど変化はありませんでした。
しかし、十四世紀後半、ドイツに伝わるとやがてマークは上記のように変化し、ドイツの基本のマークとして現在に至るまで続いており、東ヨーロッパの国々でも使われています。(但し、ドイツで発見されている最も古いカードは、シュトゥットガルト美術館に保存されている、1430年に製作された手描きの52枚のカードで、そのマークは狩のシンボルである、鹿、隼、犬、アヒルの4種類でした。)なぜこのように変化したのかは不明ですが、ドイツにおいては十五世紀の中頃から十六世紀にかけて、銅版画の名人を中心に見事な微細画で、さまざまな標準外のマーク(石竹、薔薇、一角獣、兎、猿、本、壺、かぶと、ざくろ、紋章の付いた盾、ライオン、おうむ、孔雀、飲酒用コップなど)が作られ、マークの変化だけでなく華やかな飾りも描かれたカードも作られました。そのような、お国柄が関係しているのかもしれません。
スイスにドイツより伝わった時は、当時、有名なウィリアム・テルの話しでも知られるように山岳地方の同盟国に独立の機運を与えるほど強かったスイス軍の民族的力が影響してか、赤い「心臓」(ハート)は自由を表す「薔薇」に、緑の「木の葉」は正義の象徴の「盾」になりました。
フランスに伝わって(ドイツからと考えられる?)上記のマークが誕生したのは十五世紀前半、ジャンヌ・ダルクの時代頃と考えられています。三つ葉はどんぐりより転写されたもので、特徴的なのは、「敷石」で十二世紀から十五世紀に教会の敷石として使われた種類のものと思われ、フランス独自のアイデアでした。スコラ哲学者(教会教義絶対主義者)達はこのマークを次のように見ていたそうです。
「心臓(ハート)」・・・教会。
「三つ葉」・・・豚の飼料で農民の象徴。
「敷石」・・・教会の陣内に埋葬される富裕階級。
「槍」・・・騎士の武器で貴族の象徴。
そして、同じ
十五世紀に英仏百年戦争後の兵士の接触でイギリスに入ってきたと言われるこのフランス式カードのスートは呼び名を変えられただけで、マークは変化しませんでした。「ハート」は「心臓」の直訳で、「クラブ」はイタリア語の「棍棒」のことを英語でclubといい「三つ葉」と混同してこのように呼ばれたと考えられています。「ダイヤ」はダイヤモンドでイタリアの貨幣の「高価なもの」という意味を仲介し「敷石」がこのように呼ばれたと考えられています。「スペード」は、イタリア語の「刀剣」を意味するSpade(Spadaの複数形)から来ており「槍」と混同されたものと考えられています。(イギリスに最初に伝わったカードは1430年頃、スペインタイプのイタリア式スートのカードと思われ、そのためこのような混同が起こったと思われます。なお、模様の複雑で彩色の美しいイタリア式スートのカードはコストが非常に高くつき、やがて1628年頃、英国内でカードが本格的に作られるようになると、主に経済的理由のため、フレンチスートを使用するようになったそうです。)
この四つのマークの呼び名は、すでに十六世紀には使用されていたと言われています。
このようなわけで、イギリス由来のトランプ(アメリカには19世紀前半に伝わった?)の三つ葉の正式な読みは「クラブ」で「クローバー」ではありません。

最終的にはフランス式(フレンチスート)が主流となり、18世紀末にはドイツでも作られる様になったわけですが、イタリア式のスートを使うものもイタリア・スペインなど南欧地区ではまだ残っています。

なお、元オックスフォード大学論理学教授であり、タロットの歴史家で有名なマイケル・ダメット氏は、イタリア式のスート(聖杯、棍棒、貨幣、剣)を、初期のスペインのスートやポルトガルのスートと、区別して考え、イタリアン・スート、スパニッシュ・スート、ポルトガル・スートの三つに分けました。この三つは厳密には次のような違いが見られます。
*イタリアン・スート
南部では、「剣」は三日月の形をしており交差しており、「棍棒(棒)」はこぶのないまっすぐの美しいスタイルになっている(「マムルーク・カード」に最も近い形)。各スートの王は座っている。
北部では、「剣」はまっすぐで交差しておらず並べられている。王は立っている。
*ポルトガル・スート
「剣」はまっすぐで交差しており、「棍棒」は先のほうが太くなっている。王は座っていたり立っていたりする。特徴的なのは、各スートのエースにドラゴン(竜)が描かれている。
*スパンッシュ(スペイン)・スート
「剣」はまっすぐで交差しておらず並べられている、「棍棒」は先が非常に太くなりコブが目立つ。王は立っている。
ダメット氏は、この三つを総称し「ラテン・スート・サイン」と呼びました。

 

【トランプのコートカード(絵札)の種類について】
【トランプのコートカード(絵札)の種類について】
トランプのキング、クイーン、ジャックの絵札はコートカード(court cards)とよばれ、直訳すると「宮廷カード」となります。(また、他にcoat cards 「上衣のカード」説もあります。)
カードの信頼できる最も古い記録である1377年のヨハネスの記録では、コートカード(絵札)の種類について、はっきり述べられていない様ですが、「マムルーク・カード」では「副総督」「総督」「王」となっていました。(但し、人物は描かれておらず、カードの下に、文字で書かれているだけでした。)また、ヨーロッパに残る最も古いカードであるイタリア製のトラポッタというゲームに使われるトラポッタ・カードでは、「男従者」「騎士」「王」でした。その後、イタリアからヨーロッパに広がるにつれ、コートカード(J・Q・K)の構成は、いろいろなバリエーションが発生します。

イタリア・・・・・・「男従者」「男騎士」「王」・(一パック36枚又は40枚
スペイン・・・・・「男従者」「男騎士」「王」・(一パック40枚
ポルトガル・・・「女従者」「男騎士」「王」・(一パック48枚)
ドイツ・・・・・・・「下僕(下官)」「上官」「王」・・・(一パック48枚)
スイス・・・・・・・「下僕(下官)」「上官」「王」・・・(一パック48枚又は36枚)
フランス・・・・・・「男従者」「王妃」「王」・・(一パック36枚から52枚の数種類)
(なお、フランスのカードが「騎士」の代わりに「王妃」が入っているのは、イタリアからトラポッタ・カードより先に、78枚のタロットカードが渡ってきて影響を与えたのではないか?またポルトガルの「女従者」は、ポルトガルにはフランスからもカードが輸入されていてその影響ではないか?という説もあります。)
初期のカードに王妃が少ないのは、カードゲームの本質が「相手との戦い」で「戦争」の暗示があったからかもしれません。(十七世紀のフランスでは、カードゲームは「戦争の遊び」という代名詞で通用していました。)

この中のポルトガル系列のトランプが十六世紀中頃の天文年間に日本に「南蛮カルタ」として伝わったようで、その二十数年後、「天正カルタ(天正加留多)」となりました。
(トランプやプレイング・カードのことをポルトガル語にすると「カルタ」となります。)

なお、日本で生産され現存している最初のカルタは、渡来した「南蛮カルタ」を基にして16世紀末に制作されたと思われる、この「天正カルタ」です。
(百人一首は藤原定家が鎌倉時代初期に選んだものですが、当時はかるたの形にして遊んでいた訳ではなく、書物として編集したものが流布されると共に、色紙などに書いて愛でていただけで、百人一首を「かるた」として遊ぶようになったのは、江戸時代以後となります。)

【天正カルタと、うんすんカルタについて】

天正カルタの現物は神戸の芦屋の滴翠美術館にたった1枚のみ残されています。これは九州の三池でつくられたものと考えられており、カルタの裏に「三池住貞次」という製造元の銘が入っています。
天正カルタは4つのスート〈聖杯、棍棒、剣、硬貨。其々コップ、ハウ又は青札、イス又は赤札、オウルと呼ばれた。〉に各1から9と女従者、騎士、王の12枚づつ計48枚の構成になっていました。女従者をソータ、騎士をウマ、王を初期には椅子に腰掛けていたためコシと呼び、やがて最後の札なのでキリ(切り)と呼ばれるようになりました。また棍棒の1は初期には「アザ、虫」、剣の1は「ぴん」と呼ばれ、ここから「ピンからキリまで」という言葉が生まれたと言われています。
その後、この天正カルタは度々禁止令が出され、「めくりカルタ」や「うんすんカルタ」に派生していきます。(「めくりカルタ」は安永年間〈1772年~1780年〉に天正カルタが名前を変え大流行したもので、その後、禁止され、48枚〈4スート各12枚〉という構成は花札〈12種各4枚で12ヶ月にちなんだ花鳥風月を配した札。〉に受け継がれます。)

天正カルタ成立の約100年後の貞享年間(1685年頃)に発展したものが「うんすんカルタ」となります。これはスートを1個増やすと共に、各スートに2枚のカード「うん」と「すん」を加えたものです。「うん」と「すん」があるから「うんすん」という訳です。結果75枚になります。「うん」の五枚は布袋、福禄寿、大黒、恵比寿、達磨で「すん」は唐人の黒冠する者皆「すん」也と書かれています。「うんとか、すんとか、言えよ」とか「うんとも、すんとも言わない」というのは、ここから来たと言われています。

 


【トランプの語源について】
【トランプの語源について】
「トランプ」は日本独特の呼び名で、アメリカ、イギリスなどでは「プレイングカード」と呼びます。
「トランプ」の本来の意味は、「強い札」のことで、英語の「trump」から来ています。その語源は、ラテン語のトリオンフス(triumphus)で意味は「勝利、凱旋」でイギリスに渡り「trump」となったそうです。
カードゲームに使われた「トランプ」は、日本でいう「切り札」と呼ぶものと同じで、なぜ、「プレイング・カード」を「トランプ」と呼ぶようになったかは、はっきりしませんが、現在以下の説があります。

1. 明治時代にカルタ禁止令が廃止され、再度、欧州文化のカードゲームが入って来た時、当時、外国人がプレイング・カードでゲームをしている最中に「トランプ!(切り札!)」という声がよく聞かれたため、それを聞いていた日本人が、その遊びのことを「トランプ」であると勘違いしたところから来ていると言う説。
2. 当時、カードの解説書を訳すとき「トランプ(切り札)はカードの中で『よきもの』である」というところを、「カードの中でも品質の『よきもの』をトランプという」と誤訳したためと言う説。(大牟田市立三池カルタ記念館監修 宮本貴美子 木村浩司 文 「カルタ」 参照)

 

【カードの枚数について】
【カードの枚数について】
1377年のヨハネスの記録では、カードの枚数は52枚から60枚で出来ていると述べられおり、また「マムルーク・カード」は、現存する枚数は48枚ですが、元々は52枚だったと考えられています。コートカード(絵札)の項で紹介したトラポッタ・カードでは、その枚数は一組36枚でした。このトラポッタ・カードなどが変化して行ったと思われる他国のカードと枚数を比べてみると、

イタリア・・・・・・・・・・36枚(3~6が無い)、40枚(8~10が無い)(他に52枚在り)
スペイン・・・・・・・・・・40枚(8~10が無い)、48枚(10が無い)(他に43枚、51枚、54枚在り)
ポルトガル・・・・・・・・・48枚(10が無い)
ドイツ・・・・・・・・・・・48枚(1が無い)、32枚(2~6が無い)、24枚(2~8が無い)(他に36枚、40枚在り)
スイス・・・・・・・・・・・48枚(2が無い)、36枚(2~5が無い)
フランス・・・・・・・・・・52枚や32枚(2~6がない)、(他に40枚、36枚、その他在り)
となります。
(ポルトガルの48枚のパックが天正かるたとして伝わったと思われます。)

なお、上記のような枚数の変化は、そのほとんどが数札によるもので、トランプのコートカード(絵札)を除いた数札は「ピップ・カード(pip cards)」または「ヌーメラル・カード(numeral cards)」とも呼ばれます。

現在でも、ヨーロッパではいろいろな枚数のカードパックがあります。52枚が一組のトランプが標準ですが、ドイツやフランスの32枚のゲーム(スカートピケ)のパックや、イタリアの40枚のゲーム(スコパ、スコポーネなど)、スペインの48枚のゲーム、また他に36枚のゲーム(ヤスなど)などの地方札があります。それぞれの国でメジャーなゲームがあるので、そのゲームに使用するだけのカードパックが売られているのです。
カードゲームは欧州文化の象徴です。また、芸術的にも優れたものがよくあり、カード文化の歴史も長いためコレクターも非常に多いわけです。

【スペードのエースについて】
スペードのエースが他のスートと柄が違うのは、以下の理由からです。1628年にイギリス政府によりトランプに税金が掛けられることになりました。納税した証しに、スペードのエースを政府が刷って業者に渡したり、カードに証印を押したりしたのですが、それと同時にカードには王冠の装飾や製造会社名が入れる事が義務づけられデザインを複雑にして偽造を防ぎました。そのためスペードのエースはデューティ・エース(関税エース)と呼ばれ、そのデザインが現在でも受け継がれているためです。古いカードには税額まで入っているものもあります。英国ではその名残りでオールド・フリッツル(ちぢれ毛のじじい)とよぶそうです。

日本でも、1902年に伊藤博文がアメリカのカード税を真似て導入し、施行した骨牌(カルタなど勝負事に用いる札のこと)税(「かるた ぜい」又は「こつぱいぜい」と読みます)が掛けられました。これが1957年にはトランプ類税となり、パッケージに証紙を貼る事が義務化されていましたが、1989年の消費税導入時に廃止されました。


【ジョーカーについて】
ジョーカーの起源については複数の説があります。
1.19世紀の後半、1887年に、イギリスのユニオン・カード・アンド・ペーパー社が52枚のカードにEXTRA-JOKERとだけ書かれたカード(予備カード?)を挿入したものが変化したという説。(堤芳郎著「トランプ手品百科」)
2.1857年にニューヨークのサミュエル・ハート社が作成した「ロンドンクラブ」と言うカードに初めて登場した という説。(P.ロバートソン著「雑学・世界なんでもかんでも最初のこと」)
3.19世紀の後半、1870年代にジョーカーが発明され、同時期にポーカーのルールの一種にジョーカーズ・ワイルドが作られたと言う説。
4.イギリスのユーカーというゲームに使う「ベスト・バウアー」という札が変化したと言う説。ヨーロッパはピケやスカートなど2から6を使用しない32枚のゲームが多いのですがユーカーではこれに「ベスト・バウアー」と呼ばれるクラブの2を加えてゲームを行ったのだそうです。ユーカー(eucher)が(juker)に、そしてジョーカー(joker)になったと言う説(ただし、この説は松田道弘氏の1979年11月初版の岩波新書「トランプものがたり」に記述されている。と書かれていますが、記述を確認することは出来ませんでした。真偽の方は不明です。)
どちらにせよ、絵柄などにタロットの愚者が影響を与えた可能性はありますが、直接の関係はないようです。

ジョーカーをババ抜きに使うよう工夫したのは、日本人のようです。 
明治43年の「現代娯楽全集」の「骨牌(かるた)」のところには「{婆抜き} 最初に女王一枚とジョーカーとを抜き、五十一枚を平等に分配し置く」と外国のルールにきわめて忠実な説明が記載されており、最初からジョーカーを使用していません。その後に日本においてジョーカーを使用する、現在のババ抜きのルールが出来たようです。


【トランプとサンドイッチ】
ところで、トランプ(プレイングカード)とサンドイッチには深い関係があります。イギリスのケント州のサンドイッチ伯(1718年~1792年)は無類のカードゲーム好き。カードに熱中する余り、肉をパンにはさんだものを食べながら24時間連続ゲームの記録をつくったとか…。その時の簡便食が今に伝わったのがサンドイッチだそうです。サンドイッチが好きな人は、ぜひサンドイッチ伯のことを思い出してトランプも好きになって下さい。
*昭和59年頃、(社)日本コントラクトブリッジ連盟「ブリッジのお話」より。
(但し、上記の情報は現在のテレビ番組「世界ふしぎ発見」では、否定されています。)



*参考文献:松田道弘著「トランプものがたり」、林宏太郎著「トランプとタロット」、A.木星王著「秘法・カード占い入門」、Hargrave 「A History of Playing Cards and a Bibliography of Cards and Gaming」 他。

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